F値が小さい背景ボケを生かした広角レンズをずっと探していたんですが、値段的にどれも手が出せず困っていたんですが、SIGMA16mmF1.4 DC DN Contemporaryを見つけました。
APS-C用のレンズなんですが、フルサイズ機でも使えるということなので、
もしフルサイズ機に乗り換えた時でも使えるなと思い、値段と性能も踏まえた上で購入しました。
2017年11月22日に発売されたレンズということなんですが、二年近く経った今でも根強い人気があるレンズみたいです。

- 1. SIGMAのレンズについて
- 2. SIGMA16mmF1.4 DC DN Contemporaryの仕様
- 3. SIGMA16mmF1.4 DC DN ContemporaryのF値比較
- 4. 焦点距離と最短撮影距離
- 5. 手振れ補正【動画撮影に使う場合はジンバル必須】
- 6. SIGMA16mmF1.4 DC DN Contemporary の作例
- 7. SIGMA16mmF1.4 DC DN Contemporaryのメリット
- 8. SIGMA16mmF1.4 DC DN Contemporaryのデメリット
- 9. SIGMA16mmF1.4 DC DN ContemporaryのAF精度
- 10. まとめ!コスパ最強神レンズ【持ってて損なし!悔いはなし!】
SIGMAのレンズについて
サードパーティーのレンズメーカのレンズになります。
SIGMAのレンズには3つのプロダクトラインがあります。
Contemporary 高性能・小型・軽量のオールマイティレンズ。
収差補正機能をカメラ側に任せることで、明るさと、小型軽量化、身近な価格を実現させている。
なおかつ、フルサイズの大口径レンズ並みの贅沢なレンズ構成で、Artラインに匹敵する高画質。
高い性能・小型軽量で携行性に優れているため、スナップ写真や、テーブルフォト、風景写真や星空撮影と幅広い撮影シーンに対応できる。
ソニーEマウントではファストハイブリッドAFにも対応。
Art 圧倒的な映写性能 表現者のためのレンズ
あらゆる設計要素を、最高の光学性能と豊かな表現力に集中して開発。高水準の芸術的表現を叶えるアーティスティック・ライン
アーティスティックな、あるいはクリエイティブなマインドをもった方々の高度な要求水準を満たす、圧倒的な描写性能。芸術的表現力に最大の力点をおいて開発されており、サイズや多機能性に優先して「とにかく描写性能を」との期待に応えうるライン。風景、ポートレート、静物、接写、スナップをはじめ、作家性を生かした写真づくりに適しています。作品世界をつくり込むスタジオ撮影や、建築、天体、水中などあらゆるジャンルでの表現にも応えます。https://www.sigma-global.com/jp/lenses/cas/concept/#art
Sports 高度で確実な運動性能 アクティブな高性能レンズ
高度な光学性能と表現力はそのままに、撮影者の意図にダイレクトに応え、高い運動性能を発揮するスポーティ・ライン
https://www.sigma-global.com/jp/lenses/cas/concept/#sports
動きの速い被写体や、遠方の被写体を捉えることができる、ハイレベルな光学性能と表現能力。そして、過酷な条件下でも撮影者をサポートする各種機能を備えた高性能のレンズ・ラインです。スポーツ写真全般、鳥や野生動物などのネイチャーフォト、飛行機・鉄道・モータースポーツなどに最適です。また、ソフトウェアとの連携により、撮影者の多彩なカスタマイズ機能も備えていることも大きな特長です。
SIGMA16mmF1.4 DC DN Contemporaryの仕様

レンズ構成枚数 | 13群16枚 |
---|---|
画角 | 83.2° |
絞り羽根枚数 | 9枚 (円形絞り) |
最小絞り | F16 |
最短撮影距離 | 25cm |
最大撮影倍率 | 1:9.9 |
フィルターサイズ | φ67㎜ |
最大径 × 長さ | φ72.2mm × 92.3mm |
質量 | 405g |
付属品 | 花形フード(LH716-01)付 |
SIGMA16mmF1.4 DC DN ContemporaryのF値比較

F1.4

F1.6

F1.7

F2.0

F2.2

F2.5

F2.8

F3.2

F3.5

F4.0

F4.5

F5.0

F5.6

F6.3

F7.1

F8.0

F9.0

F10.0

F11.0

F13.0

F14.0

F16.0

焦点距離と最短撮影距離
SIGMA16mmF1.4 DC DN Contemporaryの焦点距離は16㎜。
35㎜換算で24㎜の広角レンズになります。
広さと奥行を表現できるのが広角レンズの良さだと思います。
なおかつ、最短撮影距離が25㎝と被写体に寄れるのでテーブルフォトでも使えるんじゃないかなと思います。
F1.4で撮ってみました。
これだけ寄って撮ると背景が綺麗にボケていい感じの写真が撮れます。

手振れ補正【動画撮影に使う場合はジンバル必須】
SIGMA16mmF1.4 DC DN Contemporaryには手振れ補正がありません。
ポートレートやスナップ写真、風景撮影など写真撮影の時ならさほど問題はないと思いますが、動画撮影にはだいぶ厳しいかなと思います。
動画撮影で使う場合は、手振れ補正が付いた機種で使うか、もしくはジンバル必須かなと思います。
※自分が使っているα6500には手振れ補正が付いているんですが、ホント鼻くそ程度なので、めっちゃジンバル欲しいですw
SIGMA16mmF1.4 DC DN Contemporary の作例
F2.5 SS 1/125 ISO 100

F11 SS 1/125 ISO 100 -5.0EV

F13 SS 1/125 ISO 100 -5.0EV

F10 SS 1/125 ISO 100

NDフィルター無しのJPEGで撮って出しになります。
いかがでしょうか?
SIGMA16mmF1.4 DC DN Contemporaryのメリット
この性能でこの値段はコスパがいい
まず、一番のメリットはやはりコスパだと思います。
これだけの高スペックで同じような性能で他のレンズを探すと倍近くの値段がします。
4万円代でこのスペックのレンズはまず無いとおもいます。
換算24㎜の画角
24㎜の画角のおかげで、背景を入れながら手持ち撮影ができますし、ちょっと寄ればテーブルフォトもできる、なんとも扱いやすい画角かなと思います。
広角な分だけ背景に移るのが増えるので、ボケるのも増えて被写体が映える写真が撮れます。
F1.4が作り出す明るさとボケ味
室内で撮影する時なんか、思った以上に暗くなりがちなんですが、F1.4という恩恵のおかげでISO感度を上げすぎることなく明るい写真が撮れます。
ISO感度を上げるほどノイズがでるので、やはりF1.4という恩恵はデカいと思います。
そして、絞り羽根9枚の円形絞りとF値1.4が作り出すボケ味でエモい写真が撮れると思います。
SIGMA16mmF1.4 DC DN Contemporaryのデメリット
唯一デメリットをあげるとすれば、手振れ補正が付いていないことと、AF音が若干うるさいことぐらいですかね。
手振れ補正については、三脚を使うなり、ジンバルを使うなりすれば解決する問題なので、デメリットと言うほどのことはないかなと思います。
まぁ、あくまでも個人的意見なんですが、 AF音の「ジー・ジー・」という音が気なる人は気になるかなぁとは思います。
個人的には動画撮影に使っても別に気になるレベルではないと思いますが、気にされる方は編集でBGMを流すか、AF音をカットすれば問題ないかなと思います。
SIGMA16mmF1.4 DC DN ContemporaryのAF精度
SONY E 50mm F1.8 OSS SEL50F18とSONY E 18-55mm F3.5-5.6 OSSを持ってるんですが、それなんかより全然SIGMAのレンズの方がAFが速いと思います。
素早く正確にピントが合うので、シャッターチャンスを逃すことなく撮影できるレンズかなと思います。
まとめ!コスパ最強神レンズ【持ってて損なし!悔いはなし!】

メリットだらけのこのレンズ、持ってて損は無いと言い切れます。
背景を生かしたポートレート、夜景、風景、建造物、スナップ写真にテーブルフォト、自撮りと幅広い撮影シーンに対応できる高性能ぶり。
そしてF1.4という明るさと柔らかいボケ感。
これだけの性能で4万円代で買えるコスパ。
F1.4で16㎜という大口径レンズは他にないと思います。あったとしても高くて買えないと思います。
個人的にF2~F2.8もしくはF4ぐらいまでの解像感がいい感じに思えます。
こうゆう方におすすめ
・広角で明るいレンズが欲しい方
・幅広いシーンで使えるオールマイティなレンズを探してる方
・純正品や他のサードパーティのレンズが高くて買えない方
・SONY機を使ってる方は、フルサイズ機でも使える
・Vlogで自撮りしたい方