DaVinci Resolveによる動画編集【カラーページ編】

カラーコレクション

カラーグレーディングを行う前に、まずはカラーコレクション(ノーマライズ)を行います。
カラーコレクションとは日本語で色補正という意味なんですが、まずは正しい明るさと色にしていきます。
カラーコレクションをやらずにカラーグレーディングをやると、色が破綻してしまいます。
ですので、まずはノーマライズを行い映像をノーマルな状態にしてあげます。
例えば、Logで撮影した映像であれば、眠たい色から、ノーマルの状態に持っていくということです。
基本補正をしっかりしていれば、この後の作業の負担が大きく変わってくると思います。
ただ、カラコレ、カラグレ共に、正しいい正解の作業手順というものがなく、基本的にノードの順番は人それぞれですし、コントラストの合わせる基準なんかも人それぞれですので、一つの例として見ていただければ幸いです。



ノーマライズ

具体的にやることは、
・RGBミキサーで色を戻す
・カラーホイールでコントラストを広げる。
・ホワイトバランスを整える。
・ノイズを取り除く。
・色かぶり補正
ここまでの工程がノーマライズで行う作業になります。


RGB

RGBミキサーを使って色を戻します。

赤の出力・緑の出力・青の出力をそれぞれ全部上げます。


Exposure

明暗のコントラストを広げていきます。
波形スコープを使って作業していきますが、リフトはだいたいグラフの0~128の間に合わせて、ゲインは896~1023の間らへんに合わせます。

カラーホイールのリフト・ガンマ・ゲインを使って明るさを調整していきます。


ホワイトバランス

明るさを調整したら、次はホワイトバランスの調整を行います。

画面左下のスポイドのマークをクリックした後、クリップの中で一番白い所でクリックします。




ノイズリダクション

DaVinci Resolve16のノイズリダクションはかなり強力で優秀なのですが、無料版では使用できません。

左から5つ目のタブをクリックすると、モーションエフェクトのタブが開いて、ノイズリダクションのパラメーターが表示されます。




色かぶり

色かぶりの補正をしていきます。

パレードスコープを見ながら、赤・緑・青が均等になるようにしていきます。

色温度や、Tint、またはカラーホイールを使って合わせていきます。




マッチング

まずベースとなるクリップをクリックして、次にCtrl+Aでクリップを全選択、次にマウスの右クリックで出てきた項目の中にある、このクリップにショットマッチをクリック。
これで複数のクリップを一度に合わせることができます。




LUT

基本補正が終わったら次にLUTを当てていきます。
最終的に自分がどういった方向性に持っていきたいかを、予め決めていくためです。




セカンダリー

セカンダリーでは、クリップの特定の部分だけの色や明るさを調整していきます。
例えば、人物の肌の色や明るさだけ調節したり、空の色だけ調節したりといった具合です。
セカンダリーでは、シリアルノードだけでなく、レイヤーノード、パラレルノード、アウトサイドノードも使います。

パラレルノードで各部分の調整

パラレルとは並列したという意味なんですが、一つのノードから複数のノードにアウトプットされて、並行して作業が行えます。
一つ一つのノードは独立しているのですが、パラレルミキサーに帰路する時にブレンドされます。
ブレンドされる時は同じ比率でブレンドされるので、下の画像を例に上げて言えば、25%ずつブレンドされます。

使い方として例を上げると、一つ目のノードでパワーウィンドウとクオリファイアーで調節して、二つ目のノードでハイライト、もしくはシャドウをいじり、三つ目のノードでマスクを使って被写体の肌だけいじったりといった具合です。



クオリファイアー&パワーウィンドウ

クオリファイアとパワーウィンドウを使って特定の部分だけを調整します。
パワーウィンドウは、選択した範囲を調節し、クオリファイアーで色相・彩度・輝度といった色情報を抽出して調整していきます。

パワーウィンドウはマスクみたいな機能になります。
四角形、円形、多角形、カーブ、グラデーションの中から選んで使用します。


クオリファイアーは、スポイドマークをクリックしてから、抽出したい所をドラッグして使います。
使用する際、赤線で囲んだ箇所をクリックしてハイライトモードにしてから使用すると、作業がやり易いかと思います。


抽出された色情報が出てきますので調節していきます。




カーブ

カーブを使って、特定の色を変えたりといった作業を行います。
カーブには、カスタムや色相vs色相など6つのモードがあり、特定の色を抜き出すことができます。

輝度vs彩度を選んで、暗部の方に乗ってしまった色を抜いて黒い所を黒にします。





カラーグレーディング

これまでの作業はカラーコレクションとセカンダリーと呼ばれる作業を行ってきましたが、ここからはカラーグレーディングを行っていきます。
カラーコレクションが基本補正を行う作業ならば、カラーグレーディングは色合いなどを意図的に芸術性を高める演出をおこなう作業になります。


カーブ

LUTの後ろにノードを追加して、カーブで微調整します。
コントラストの微調整をしたり、ソフトクリップをいじって微調整したり、好みの仕上がりになるように微調整してみてください。


フィルムグレイン

フィルムグレインは有料版だけなんですが、フィルムグレインであえてノイズをのせてやることでフィルム風の映像にすることができます。
お好みで粒子の粒の大きさや強さを変えられますので、好みの映像になるように調整してみてください。

タイムラインモードで全てのクリップにまとめてフィルムグレインをあててもいいし、個別でクリップごとにでもいいですし、正解はありませんので、お好みでやられてください。




シャープ

お好みでシャープを掛けていきます。

強くかけすぎるとバランスが崩れると思うので、気持ち程度、ほんのちょっとだけシャープをかけてやるといいと思います。



最後に

冒頭でも言った通り、「このやり方が正解」「このやり方でないとダメだ」とかもないですし、もちろんご紹介した自分のやり方も正解ではないです。
人それぞれ、使用してるカメラやレンズの組み合わせ、セッティングも違いますし、動画編集する為のPCの機能・スペックも違えば、映像を映し出す為のモニターの種類も違いますし、全てにおいて人それぞれの為正解はありません。
正解が無いと言うことは、ご自身の好きなようにノードツリーを組んでもらって構いません。
自分の中で納得のいく映像が出来れば、それが正解だと思います。

ですので、この記事を読まれた方は「へ~、こうゆうやり方もあるんだ~、へ~」ぐらいで受け取っていただければ幸いです。

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