ガラッと印象を変えるトーンカーブの使い方【Adobe Lightroom Classic CC】

ガラッと印象を変えるトーンカーブの使い方【Adobe Lightroom Classic CC】

トーンカーブは、階調(トーン)変化をグラフにしたもので、
対角線上に引かれたラインをいじることで、明暗とコントラストの補正と、
写真の露出も自由に調節できる機能です。
横軸に入力、縦軸に出力があり、横軸が元画像の階調、
縦軸が補正後の画像の階調となります。

横軸は左側ほどより暗い部分、右側ほどより明るい部分、
縦軸は下側ほどより暗い部分、上側ほどより明るい部分に対応しています。

パラメトリックカーブ

階調を、ハイライト・ライト・ダーク・シャドウの4つの領域に分割し、
各階調域に対してそれぞれ補正を行うことができる。
各スライダーは、プラス側に補正すると明るく、マイナス側でに補正すると暗く補正される。
ポイントカーブに対してさらに効果を上乗せすることができる。

・「ハイライト」のスライダーは画像のハイライト(明るい部分)を調整します。
シャドウ側への影響がほぼありません。

・「ライト」のスライダーは明るめの中間調を調整します。
中間調付近から「ハイライト」までの広い範囲が調整の対象となるため、
スライダーの調整による影響が大きめです。
画像が暗めで抜けが悪い場合にプラス側に調整し、逆に少し明るすぎる場合にマイナス側に調整します。

・「ダーク」のスライダーは暗めの中間調を調整します。
シャドウ部から中間調にかけて広い範囲が調整の対象となるため、スライダーの調整による影響が大きめです。
画像全体が暗い場合はプラス側に。画像全体が明い、また黒の締まりがない場合はマイナス側に。

・「シャドウ」のスライダーはシャドウ階調を調整します。
シャドウはダークよりも調整する範囲が狭いので、調整による影響も限定的です。
黒っぽい部分が明るく締まりがない場合、マイナス側に調整することで黒を引き締めることができます。
黒つぶれ気味の場合に、スライダーをプラス側に調整すると、黒い部分の階調が現れてきます。




ポイントカーブ

2つの点で対角線上に結ばれており、直感的に自由にカーブの形状を決定することができる。
弓なりに上げれば中間調を中心に明るく、逆に下げれば暗くなる。
明るい部分と暗い部分にそれぞれコントロールポイントを設定して
S字の形状にすることで、コントラストを強められる。
パラメトリックカーブより自由度が高い。

明るさの調整


トーンカーブの最も基本的な調整方法。
コントロールポイントを1点足して弓なりに引き上げ、中間調を中心に明るくする。
逆に弓なりに下げると暗くなる。

コントラストの調整

S字カーブでコントラストを上げる。
2つのコントロールポイントでS字状のカーブを描くことで、明るい部分はより明るく、
暗い部分はより暗くなり、コントラストを強めることができる。
カーブの形状がきつくなるとコントラストはより強まり、ゆるくすることで効果を減少させることができる。
また、逆のS字を描くとコントラストが弱まり軟調の画像調整が行える。

ローキー・ハイキー

45度の斜めのまま線を下へ動かすとローキーになります。
45度の斜めのまま線を上へ動かすとハイキーになる。

白飛び黒つぶれを抑える

シャドウ側とハイライト側にポイントを作り右端を下げると白飛びを抑えられます。
さらに、左端を上げると黒つぶれを抑えられます。

ハイライトの階調を出す

ハイライトのポイントを下げると、ハイライト領域の階調が高まります。

シャドウの階調をだす

シャドウ・中間・ハイライトの3つポイントを作り、シャドウのポイントを上げると、
シャドウ領域の階調が高まります。
逆に、シャドウのポイントを下げると、シャドウが引き締まります。

特定の場所の質感を上げる

トーンカーブのグラフ内に表示されるヒストグラムを目安にコントロールポイントの位置を決定すると、
最小限のカーブでより効果的に補正を行うことができる。
調整を行いたい場所の明るさが該当するグラフの山を見極め、その山を挟むようにポイントを置くことで
より効率的なコントラストの調整が可能になる。
ターゲット調整ツール使って任意のポイントの画像の明るさとグラフの位置を探ると関係が分かりやすいと思う。

水の質感が少し変わったのが分かるかなと思います。

ハイライト部分の質感を残しつつコントラストを上げる

中間調からシャドウにかけて2つのコントロールポイントでコントラストを強めた。

フィルム調にする

左端のシャドウを持ち上げるとマットな質感になります。
中間調にコントロールポイントを2、3点追加し軽くS字にすると
よりフィルム調の質感に近づくかなと思います。

透明感を出したい時

シャドウ部分は動かさないのでストッパー代わりにポイントを打って、
中間調とハイライト部分にポイントを打って上げてあげる。
その際に、白飛びを抑えるために一番右上のポイントを下げてあげる。




RGBトーンカーブ

光の三原色であるR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)をいじることで、
色味を変更したり、色味をつけたり、色かぶりを除去したりできる便利なツールになります。
黒、シャドウ、中間調、ハイライト、白の部分で調整することができ、
写真の一部や全体の色味を調節することができます。


R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)にはそれぞれ正反対の色が存在し、
補色と呼ばれています。
色調補正をする上で重要なことなので覚えておいたほうが良いと思います。
1.赤↔シアン
2.青↔黄
3.緑↔マゼンダ

寒色系にする

ブルーの中間調のトーンカーブを上げて、レッドの中間調のトーンカーブを下げる。


レトロ調にする

簡易的ではありますが、ブルーのチャンネルでシャドウ側を上にあげて、
ハイライト側を下げると、レトロ調になります。


フィルム調にする

トーンカーブの設定をコピーして、RGBチャンネルにペーストします。
簡易的ですが、フィルム調の写真にすることができます。


カラーグレーディング・HSLとの違いは?

正解かどうか分かりませんが、カラーグレーディングは写真全体で、
シャドウ部分全部の色味、中間調全部の色味・ハイライト部分全部の色味を
それぞれ全体的に色味をいじる感じ。

HSLは、ピンポイントで個別に色味をいじる感じ。

RGBトーンカーブは、カラーグレーディングほど適応範囲が広いわけではないが、
HSLみたいにピンポイントの色味をいじれるわけではない。
ざっくり言うと、カラーグレーディングとHSLの中間ぐらいかなと
個人的に解釈してます。

使いどころは?

カラーグレーディングで全体の色味を決めてから、色味の作りこみの
補助・仕上げで使ったり、もしくは一番最初にざっくり色味を作る為に
使ったり、色かぶりの修正に使ったり、使うタイミングは様々で、結論
好みだと思います。



最後に

トーンカーブの使い方について簡単にではありますが、
説明してきましたが、あくまでも個人的な経験と考えから
書いた記事ですので、正解ではありません。
あくまでも、参考の一つとして捉えていただけたら幸いです。

とは言え、まったく使えないよりは、使えた方が断然レタッチの幅広がるかと思いますので、
自分なりに試行錯誤していこうかなと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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